works

WORKS

銀花仙では着物・帯・小物に至るまでデザインから
すべての工程を自社の工房で行っています。



図案

図案

着物は古くから雛形とよばれる図案をもとに制作されていました。
銀花仙では実際着た姿を最重視し、着姿のデザイン画(図案)を作成したのち
雛形(全体図)に展開して行きます。
この時点で配色、制作工程、コーディネートに至るまでを考案します。


草稿

草稿

着物を制作するにあたっての設計図となるものです。
図案でできたイメージをそのまま実寸大の草稿に起こしたり
下絵羽(染加工する前の白いままの生地を着物の形に仕立てたもの)に
直接描いて行きます。


トレース

トレース

生地の下に草稿を置いて柄を描き写します。


ロウケツ(ロウ伏せ)

ロウケツ(ロウ伏せ)

生地の染めたくない部分に溶かしたロウを筆で置いて行きます。
ロウの溶ける温度が200℃近いので最高級の生地でないと
熱で穴が開いたり伸びたり縮んだりしてしまいます。
ロウケツ技法やロウの種類は様々あり、
その着物にあった技法やロウを使い分けて行きます。


引染

引染

刷毛を使い、約13メートルある生地の地場を染めます。
染ムラを作らないために引染工場では一年中窓は閉め切ります。
(風で乾き方が違うとムラになります)
もちろんエアコンもありません。
かなりの技術を要する工程のひとつです。


彩色

彩色

ロウで防染し、染まってない柄となる部分に染料を挿して行きます。
銀花仙では立体感のある絵画的な雰囲気に仕上げる為に、
糸目と呼ばれる輪郭線(色をせき止める防波堤の役目)がない無線友禅という技法で生地の下から熱を加え、
染料を乾かしながら色を挿して行きます。
高度な技術が必要とされる工程です。


仕上げ

仕上げ

金泥や様々な材料を使い、最後のひと手間で着物に命を吹き込みます。